サーブの打点は??
前回の「サービスで腰を反る?」の記事にも関連するのですが、記事を読まれていない方はこちらから
今回はサーブにおける打点を考えます。
打点は頭の前?真上?後ろ?
どこがいいのでしょうか?
結論から言うと「頭よりも前」がいいですね。
コーチによっては後頭部の上で体を反らすように!と指導される方もいるかと思いますが、腰を反らすことは腰への負担が大きく痛める可能性が非常に高くなってしまいます。打点を前にするにはトスを上げる位置が重要になってきます。
サーブの種類によってトスの上げる位置を多少変えましょう。トスの位置でサーブの球種がバレてしまうと思うかもしれませんが、これはかなり上のレベルでの話です。
まずは、自分の体を痛めないように工夫してみませんか?
イメージは「ハイタッチ」するように高い打点で打つように意識してみましょう
PHI pilates JAPAN FESTA2017
参加してきました!
代表の桑原さんの10年先を考える…凄いなと思いました。先を見る目、世界の情勢に目を向けているアンテナ、それらの情報を統合して『どうしないといけないか』と考える思考力。
Ruby先生のデモ(身体の使い方や見せ方)もすごかった!まだまだ練習しないといけないな…と痛感しました。
昨年に続き、今年も参加しましたが今年も刺激をもらいました!!
という参加報告でした。
テニスのサーブで腰をそる!?
結論から先にいうと『反らない』方がいいと思います。
これは、あくまでも理学療法士としての意見ですので、コーチ等の教えや考えを否定するものではありません。
テニスをされている皆さんは、経験ないでしょうか?サービスの際に腰に痛みを感じたこと。もしかすると、腰を反ってしまっているのかもしれません。腰を反ってしまう原因は色々あるでしょう。もともと腰が反り気味な人、股関節や体幹(胸椎部)の動きが乏しい人、トスしたボールが体より後方になってしまっているなど多岐にわたります。
では、なぜ腰を反ってサーブを打つと腰が痛くなるのでしょうか?
身体の構造を理解する必要が出てきます。
背骨(脊柱)は首、胸、腰、骨盤の部分に分かれていますが、それぞれの場所によって背骨の形状は少しずつ違ってきます。
首の部分は前後左右、回旋など様々な方向への動きが出ます
胸の部分は肋骨(あばら骨)があり、回旋の動きが出やすくなっています
腰の部分は骨の形状から立位体前屈のような前後の動きは出やすいですが捻る動きは出にくくなっています
では、ここでもう一度サーブを思い出してみましょう。
ただ単に、腰をそらせるだけの動きなら問題はないでしょう。しかし、サーブは体を捻る動きが伴います。よって腰に反る+捻るといったストレスが加わってしまいます。本来捻るように出来ていない腰に捻るストレスが加わり続けることで「腰椎分離症」など発症してしまう恐れがあります。
僕が診させていただいたケースでは
「腰のしなりを使ってサーブを打て!」と教育され、腰を反らせる+捻る動きで腰にストレスが加わったままサーブの練習をやり続け、腰椎分離症を発症しています。
今回僕が率直に感じたことは
「テニスの指導者側にもっと医学的というか身体の構造を知ってもらう必要がある」ということ。と、「恐い」ということ。今回の担当のクライアントも「腰を反れ」「腰のしなりを使って」という腰を意識づけさせるワードで腰椎分離症を発症しています。もちろん、テニスだけではないと思います。元々の身体の使い方や硬さ、生活習慣など全ての因子が絡み合っているとは思いますが・・・
同じようなクライアントを増やさないためにも共通言語を持ってコーチとトレーナーが一緒に選手をみていくことが出来ればいいなと思います。
デビスカップの時の杉田選手のサービスのフォームです
続きを読む筋肉痛をどう対処するか
皆さんも一度はなったことがあるのではないでしょうか?
「筋肉痛」→「遅発性筋肉痛」と言われます。
今回は筋肉痛について『メカニズム』『対処法』『予防法』をお伝えできればと思います。
1.筋肉痛のメカニズムは解明されていない
筋肉痛は運動後1,2時間から数日後に発生する遅発性筋肉痛のことです。乳酸の蓄積や筋繊維の損傷と言われていますが、最近は乳酸の説は否定気味であり筋繊維の損傷も筋繊維自体に痛みを感じる受容器がないため、筋膜が感じている痛みではないかと考えられます。
運動後乳酸は蓄積されますが運動後すぐ低下するため痛みを感じる原因ではないらしいのです。
2.筋肉痛になってしまったら
a:痛みが激しい場合はまずは冷やしましょう
痛みは激しい場合や運動直後は冷やします!「アイシング」です。痛みを感じる神経を抑制してくれるので痛みを感じにくくなります。また、炎症が起きているときは冷やすことで血管が収縮して狭くなるので血流量を低下させることで痛みを感じにくくなります。1回20分程度で数回に分けて実施しましょう!
b:マッサージは軽めで行う
痛みが少し落ち着いてきたら、今度はぬるま湯で「温め」ましょう!温めて血管が開くことで血流量が増え酸素や栄養をしっかり運んでくれます。マッサージも強めではなく摩る程度でも良いので軽めのマッサージで筋血流量を増やしましょう!
c:交代浴も非常に効果的
交代浴も効果的です!単純に温めて冷やす。を繰り返します。血管が開いたり閉じたりして血流量をあげてくれます。お湯で4,5分温めて、1,2分程度冷やします。浸かれればいいですが、難しいときはシャワーなどで行いましょう!
d:栄養もしっかりとりましょう
筋疲労を回復、乳酸を低下させるためにも栄養補給を!
→タンパク質:肉類、魚介類、大豆、卵など
→クエン酸:黒酢やレモン、梅干しなど柑橘系のフルーツや酸っぱいもの
→ビタミン:特にB群。豚肉やうなぎ、ニンニク、レバーや唐辛子など
e:早く寝ましょう
疲労回復には睡眠が大事です。睡眠中には成長ホルモンも分泌されますので早く寝ましょう。
3.筋肉痛を予防しよう
筋肉痛を予防するためには「準備運動をする」「ストレッチをする」「こまめな水分補給をする」「栄養補給をする」です!
今回は「筋肉痛」についてお伝えしました!
まだまだ解明されていないこともありますが、現段階でわかるものです。
筋肉痛になってしまったらすぐ治す!筋肉痛を予防する!!
楽しく運動を続けるためにも気をつけてみましょう。
本日も読んでいただきありがとうございました♫
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これからの暑い季節は熱中症に注意!
今年も暑い日が続きますが、みなさん体調は崩されていないでしょうか?
本日は熱中症についてご紹介していきたいと思います!
[熱中症について]
【熱中症とは】
「熱中症」は、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分 のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもっ た状態を指します。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
・めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、こむら返り
気分不良
・頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感等
・返事がおかしい、意識消失、痙攣、体が熱い
などの症状が出れば注意しましょう!!
【熱中症を発症しやすい年齢と場所】
みなさんは想像できますでしょうか??
何歳の方が実際、熱中症になり入院したか。
おそらくみなさんの想像した通りで「11~20歳」「61~70歳」が多い統計となっています。学生等を含む若い年齢層と高齢者ですね。
発生場所は驚いたのですが
「屋内」が断トツの67%!!「屋外」は16%でした!
「屋外の日陰」が17%となりますが屋内が多いですね。
実際、屋内でスポーツされている方はお分かりかと思いますが熱がこもる!んですよね。僕も火曜日にインドアテニススクールにレッスン見学に行かせていただきましたが見学中に男子中学生がまさに熱中症で気分不良の訴えがありました。
すぐさま対応させていただいたので回復も早くレッスン終了後には歩いて自力で帰っていましたが・・・身近な人やお友達が熱中症になった時、あなたは対処できますか?
その方法をお伝えしたいと思います!
【熱中症になったらどうしたら良いのか】
①涼しい場所へ
エアコンが効いているような涼しい場所へ移動しましょう!仰ぐものがあれば団扇等で扇いであげましょう!
②体を冷やそう
脇の下や首回り足の付け根などアイスノンや氷枕で冷やしてあげましょう!
③水分を補給する
水分・塩分(発汗によりナトリウムが失われているため)、経口補水液などをしっかり補給する!
*自力で水分が補給できないような場合は救急車を呼びましょう
【熱中症を予防するためには】
・暑さを避ける
→エアコン、扇風機で温度調整
→日傘や帽子の着用
→衣類の素材に注意する
・こまめな水分補給