理学療法士/トレーナー 平山 達也のブログ

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ストリング&ガットの違いが手首に影響を与えるのか?

結論、ストリングもガットのテンションも手首への影響はないと言われています。

ただ、腕への衝撃と振動という面を考えるとフラットに比べてトップスピンは負担が少なく、スピンのかけやすさはポリエステルがよいそうです。

 

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○ガットの差材の違い

 まず、天然素材か非天然素材があります。

 非天然素材では「ナイロン」「ポリエステル」などがあります。

一般的には安易で性能も安定しているナイロン系のガットを用いている方が多いですが、ストリングスの素材の違いはパワー性能にほとんど影響しないと研究結果が出ています。

 

 しかし、スピンの量に関しては素材の違いが大きく影響しています。「ナイロン」「ポリエステル」「天然ガット」どれが一番スピンがかかりやすいでしょうか??

 

 

 

 

1位:ポリエステル

2位:天然ガット

3位:ナイロン

 

の順番になります?意外でしたか??

ポリエステルはナイロンに比べて耐久性も高くスピンもかけやすいガットとなっています。

2013年のデータでは男子プロテニス協会(ATP)のトップ100選手のうち72%,女子テニス協会WTA)のトップ100選手のうち48%がポリエステルのガットを使用しています。

 

また、ストリングを緩く張るとボールの衝撃を吸収し、振動を軽減させるから肩、肘、手首の傷害を予防するのによいと言われることがあります。しかし、テンションの違うラケットで衝撃、振動の違いを計測するとストリングスのテンションによる差は小さく、肘や手首に影響はしなかったと言われます。

 

このように、巷では「ストリングスの違いでボールが飛んだり飛ばなかったり」「テンションを緩く張るとボールは飛びやすくなり強く張るとボールが飛ばなくなる」など様々な説が流れていますが、世の中には研究している方がいます。

 

このような情報も少しでも多くの方に届くように情報発信していきたいと思います。

本日もブログを最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!

 

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