テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
テニス肘ってなんなの?
テニス愛好家の方ならよく耳にすると思います。「テニス肘」。これは「上腕骨外側上顆炎」といって、肘の外側に炎症が生じて痛みを感じます。特にテニスの中でいうとバックハンドストロークやバックハンドボレーの際に痛みが生じやすいです。
好発年齢としては、筋肉の柔軟性が低下してくる40,50代に多く、スポーツのみならず高齢者になってくると日常生活中も痛みが生じてきます。
なんで痛くなるの??
肘の外側には手首をそらす筋肉が多数付着しています。スポーツ活動中などに筋肉の付着部で慢性的なストレスがかかることで炎症を起こしてしまい痛みが生じます。テニスに関していうと、バックハンドストロークやバックハンドボレー時の打点の位置が体から遠い場合に生じやすいので一度ご自身の打点を確認してみると良いかと思います。
治療や予防ってどうすればいいの?
【急性期の場合】
まずは安静にすることが大事です。肘が腫れたり熱を持っている際はアイシングしましょう。アイシングにより腫れや熱感の改善が目的です。
【慢性期の場合】
肘の腫れや熱感が軽減してきたら、ストレッチしてあげましょう!手首をそらす筋肉に慢性的にストレスがかかり生じるので筋肉の柔軟性を向上させてあげましょう。
方法としては、いたってシンプル!肘を伸ばし手のひらを床に向けます。そのまま手の平が体の方を向くように手首を曲げてあげましょう。指は伸ばしたままなら、手首をそらす筋肉が。指を軽く曲げると指を伸ばす筋肉がメインに伸ばされます。
まとめ
・ テニス肘は肘の外側についている筋肉にストレスがかかり痛みが生じる
・急性期はアイシング+安静にしておく
・慢性期はストレッチ
*痛みが引かない場合は病院に受診しましょう!!