理学療法士/トレーナー 平山 達也のブログ

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「メンタル」を考える。その1

こんばんは。理学療法士/トレーナーの平山です。

本日は試合中のメンタルについてご相談をいただいたのでお話ししていきたいと思います。

 1.ゲームの流れを把握する

 2.集中力の高い方に流れは傾きやすい

 3.動作&言語的ルーティン

 

巷で「錦織選手のメンタルは・・・」などよく聞くと思います。

その「メンタル」についての考えるにあたっての3つのことを考えていきたいと思います。

 

1.ゲームの流れを把握する

 テニスに限らず、サッカーや野球など様々なスポーツにおいて「流れ」が存在します。スポーツ経験者ならわかると思いますが、流れを呼び込むまたは、相手に傾いた流れを止めるということはなかなか難しいですよね?逆にこっちに流れがあるときは何をしても上手くいく感じがするし、イメージ通りに事が運ぶことが多いですよね?

 僕自身もジュニアの保護者とお話をしていて、よく聞くのが「格下の相手やったのに負けた」「集中力が続かない」など。集中力が続かないのもあると思いますが、相手に傾いた流れを止める事が出来なかった。ことも大きな原因ではないかと思います。では、なぜか??何事にも原因があって結果が生まれます。

 流れを失う原因としては、「ミスの対処」「リズム」「小さなプレッシャーの積み重ね」「怒りなどの感情」「肉体的疲労」「相手サイドの応援」「頑張りすぎ」などが考えられます。これらの中で、自分でコントロールできるものと出来ないものがあります。メンタル的には自分でコントロール可能なものに焦点を当て、実行していく事が大事になってきます。よって、流れ自体は自己にてコントロールできることを的確に積み重ねていく事で、ある程度引き寄せることは可能なのではないかと思います。

 

文章ばっかりも、しんどいので

 2.集中力の高い方に流れは傾きやすい、は次回に持ち越しということで宜しくお願いします。

 

Facebookのメッセージや友達申請もお待ちしております。

 

 

デビスカップ 日本VSブラジル

観てきました!思いつきで!笑

ちょうど台風の影響もあり試合が延期していました。

僕も予定がちょうど空いていたのですぐ様、靱テニスセンターへ!

雨もパラパラ降ったり止んだりでしたが、途中からお天気にもなり、ダブルスは残念ながら負けてしまいましたが、シングルは見事勝利!!

日本はブラジルに3−1でワールドグループ残留を決めました。

 

いやー、やぱりテニスはするのもいいけど、観るのも楽しい!!

と言う、独り言でした・・・

 

サーブの打点は??

前回の「サービスで腰を反る?」の記事にも関連するのですが、記事を読まれていない方はこちらから

 

今回はサーブにおける打点を考えます。

打点は頭の前?真上?後ろ?

どこがいいのでしょうか?

 

結論から言うと「頭よりも前」がいいですね。

コーチによっては後頭部の上で体を反らすように!と指導される方もいるかと思いますが、腰を反らすことは腰への負担が大きく痛める可能性が非常に高くなってしまいます。打点を前にするにはトスを上げる位置が重要になってきます。

サーブの種類によってトスの上げる位置を多少変えましょう。トスの位置でサーブの球種がバレてしまうと思うかもしれませんが、これはかなり上のレベルでの話です。

まずは、自分の体を痛めないように工夫してみませんか?

イメージは「ハイタッチ」するように高い打点で打つように意識してみましょう

 

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PHI pilates JAPAN FESTA2017

参加してきました!

代表の桑原さんの10年先を考える…凄いなと思いました。先を見る目、世界の情勢に目を向けているアンテナ、それらの情報を統合して『どうしないといけないか』と考える思考力。

 

Ruby先生のデモ(身体の使い方や見せ方)もすごかった!まだまだ練習しないといけないな…と痛感しました。

 

昨年に続き、今年も参加しましたが今年も刺激をもらいました!!

という参加報告でした。

 

テニスのサーブで腰をそる!?

結論から先にいうと『反らない』方がいいと思います。

これは、あくまでも理学療法士としての意見ですので、コーチ等の教えや考えを否定するものではありません。

 

テニスをされている皆さんは、経験ないでしょうか?サービスの際に腰に痛みを感じたこと。もしかすると、腰を反ってしまっているのかもしれません。腰を反ってしまう原因は色々あるでしょう。もともと腰が反り気味な人、股関節や体幹(胸椎部)の動きが乏しい人、トスしたボールが体より後方になってしまっているなど多岐にわたります。

 

では、なぜ腰を反ってサーブを打つと腰が痛くなるのでしょうか?

 

身体の構造を理解する必要が出てきます。

背骨(脊柱)は首、胸、腰、骨盤の部分に分かれていますが、それぞれの場所によって背骨の形状は少しずつ違ってきます。

首の部分は前後左右、回旋など様々な方向への動きが出ます

胸の部分は肋骨(あばら骨)があり、回旋の動きが出やすくなっています

腰の部分は骨の形状から立位体前屈のような前後の動きは出やすいですが捻る動きは出にくくなっています

 

では、ここでもう一度サーブを思い出してみましょう。

ただ単に、腰をそらせるだけの動きなら問題はないでしょう。しかし、サーブは体を捻る動きが伴います。よって腰に反る+捻るといったストレスが加わってしまいます。本来捻るように出来ていない腰に捻るストレスが加わり続けることで「腰椎分離症」など発症してしまう恐れがあります。

 

僕が診させていただいたケースでは

「腰のしなりを使ってサーブを打て!」と教育され、腰を反らせる+捻る動きで腰にストレスが加わったままサーブの練習をやり続け、腰椎分離症を発症しています。

 

今回僕が率直に感じたことは

「テニスの指導者側にもっと医学的というか身体の構造を知ってもらう必要がある」ということ。と、「恐い」ということ。今回の担当のクライアントも「腰を反れ」「腰のしなりを使って」という腰を意識づけさせるワードで腰椎分離症を発症しています。もちろん、テニスだけではないと思います。元々の身体の使い方や硬さ、生活習慣など全ての因子が絡み合っているとは思いますが・・・

同じようなクライアントを増やさないためにも共通言語を持ってコーチとトレーナーが一緒に選手をみていくことが出来ればいいなと思います。

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 デビスカップの時の杉田選手のサービスのフォームです

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筋肉痛をどう対処するか

皆さんも一度はなったことがあるのではないでしょうか?

「筋肉痛」→「遅発性筋肉痛」と言われます。

今回は筋肉痛について『メカニズム』『対処法』『予防法』をお伝えできればと思います。

 

1.筋肉痛のメカニズムは解明されていない

筋肉痛は運動後1,2時間から数日後に発生する遅発性筋肉痛のことです。乳酸の蓄積や筋繊維の損傷と言われていますが、最近は乳酸の説は否定気味であり筋繊維の損傷も筋繊維自体に痛みを感じる受容器がないため、筋膜が感じている痛みではないかと考えられます。

運動後乳酸は蓄積されますが運動後すぐ低下するため痛みを感じる原因ではないらしいのです。

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2.筋肉痛になってしまったら

a:痛みが激しい場合はまずは冷やしましょう

 痛みは激しい場合や運動直後は冷やします!「アイシング」です。痛みを感じる神経を抑制してくれるので痛みを感じにくくなります。また、炎症が起きているときは冷やすことで血管が収縮して狭くなるので血流量を低下させることで痛みを感じにくくなります。1回20分程度で数回に分けて実施しましょう!

 

b:マッサージは軽めで行う

 痛みが少し落ち着いてきたら、今度はぬるま湯で「温め」ましょう!温めて血管が開くことで血流量が増え酸素や栄養をしっかり運んでくれます。マッサージも強めではなく摩る程度でも良いので軽めのマッサージで筋血流量を増やしましょう!

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c:交代浴も非常に効果的

 交代浴も効果的です!単純に温めて冷やす。を繰り返します。血管が開いたり閉じたりして血流量をあげてくれます。お湯で4,5分温めて、1,2分程度冷やします。浸かれればいいですが、難しいときはシャワーなどで行いましょう!

 

d:栄養もしっかりとりましょう

 筋疲労を回復、乳酸を低下させるためにも栄養補給を!

タンパク質:肉類、魚介類、大豆、卵など

クエン酸黒酢やレモン、梅干しなど柑橘系のフルーツや酸っぱいもの

ビタミン:特にB群。豚肉やうなぎ、ニンニク、レバーや唐辛子など

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e:早く寝ましょう

 疲労回復には睡眠が大事です。睡眠中には成長ホルモンも分泌されますので早く寝ましょう。

 

3.筋肉痛を予防しよう

 筋肉痛を予防するためには「準備運動をする」「ストレッチをする」「こまめな水分補給をする」「栄養補給をする」です!

 

 

今回は「筋肉痛」についてお伝えしました!

まだまだ解明されていないこともありますが、現段階でわかるものです。

筋肉痛になってしまったらすぐ治す!筋肉痛を予防する!!

楽しく運動を続けるためにも気をつけてみましょう。

 

本日も読んでいただきありがとうございました♫

 

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