トレーニングの必要性
こんにちは。理学療法士/トレーナーの平山 達也です。
本日はトレーニングの必要性について。
僕は現在、中学生のトレーニング指導に毎週(ほぼ)介入する機会を頂いています。
彼らからすると「なんで筋トレするの?しんどいのに」や「テニスを習いに来てるのに」など感じていると思います。もちろん、お金を払って「テニス」を習いに来ているんだけど、「テニス」の練習に一生懸命で体を作ることを大事にしていない子が多い。
というか、本人達はわからないから周りの人が教えてあげる必要があんだけど。
僕たちトレーナーは『パフォーマンスピラミッド』という考え方が根本にあります。
これです
書籍によって多少の違いはあると思いますが、
ピラミッドの土台である部分「Movement:可動性や安定性」がしっかりあるからこそ、その上の「Performance」や「Skill」がうまく働きます。
トレーニングではこの基礎の土台部分を中心に作っています。ラケットを持ってボールを打つような「Skill:技術」は土台があってこそなのです。
要するにテニスをうまくなりたいのであれば、ひたすらボールを打つだけでなくて、体作りも必要だよ。ってことです。
【例】
テニスのストロークが安定しない。下半身の筋力や可動域の低下があり、踏み込む時や踏ん張る時に足がグラグラしてしまう。よって、打点が定まらず、ショットが安定しない。
極端ですが、このようなジュニアがいた場合、ボールを打つ練習を何回もするよりもまずは足がグラグラしないように下半身の力をつけようよ!ってなります。
下半身の筋力をつけることで、ショットが安定し、テニスの技術が上がってくるのです。
だけど、ボールを打つ練習ばかりだとこのパフォーマンスピラミッドが逆三角形になってしまいます。土台が小さく不安定になれば上部は不安定になります。
なので、ボールを打つ練習はもちろん大事なんだけど、体を作るトレーニングも同じくらい大事なんです。